キネマ旬報社が今月刊行したムック「女優 夏目雅子」は、関係者の証言や寄稿とともに、生前の写真やインタビューを掲載。青木真弥編集本部長(52)は「出演映画は13本と少なく、亡くなって随分たつのに、これだけのインパクトを残している女優はあまり例がない」と話す。
今月は主演映画「鬼龍院-」「時代屋の女房」「魚影の群れ」が初めてブルーレイ化され、東京・高田馬場の名画座「早稲田松竹」が同3作と「瀬戸内少年野球団」を上映。CSのTBSチャンネル2は、19歳で出演した連続ドラマなど関連作品3作を放映する。
「潜在能力が違う」
スクリーンや写真の中の夏目さんは、いつまでも若く、みずみずしい。だが「魚影の群れ」で助監督を務めた榎戸耕史さん(62)は「早世することで伝説になったが、女優として円熟期を迎えた彼女を見てみたかった。残された者は皆、そう思ったんじゃないかな」。