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【まぜこぜエクスプレス】Vol.59 「超個性」の中に価値がある 福祉施設「studioCOOCA」 (1/4ページ)

2015.9.10 12:30

スタジオクーカのメンバーやスタッフ、施設長の関根幹司さん(最後列の白いシャツの男性)と一般社団法人「Get_in_touch」理事長の東ちづる(中央)=神奈川県平塚市(tobojiさん撮影、提供写真)

スタジオクーカのメンバーやスタッフ、施設長の関根幹司さん(最後列の白いシャツの男性)と一般社団法人「Get_in_touch」理事長の東ちづる(中央)=神奈川県平塚市(tobojiさん撮影、提供写真)【拡大】

 神奈川県平塚市にアトリエを置く「studioCOOCA(スタジオクーカ)」(株式会社愉快 生活介護・就労継続B型事業所)は、さまざまなハンディキャップを持った人が、その人の好きなこと、得意なことで活躍すること、仕事にすることを目的にした福祉施設だ。ユニークなその活動について、施設長の関根幹司さんに話を聞いた。

 自由なアーティスト集団

 昨年、伊藤忠青山アートスクエアで開催された「スタジオクーカの世界展」のレセプションでのアーティスト、大野晋平さんのライブペインティングは衝撃的だった。楽器を手にしたクーカのスタッフやメンバーが曲のようなものを奏で、お客さんも大野さんを乗せるために打楽器をポコポコたたく。

 大野さんはキャンバスに向かうが、見るからに乗り気でない。副施設長でアートディレクターの北澤桃子さんがマイクに向かう。「今日の敗因は…。大野くんはおなかがすいているようです!」。長い時間をかけたが、作品は完成しなかった。ゆるい。おかしい。だが、アーティストとは本来そういうものだ。オーディエンスにおもねる必要などない。描きたくなければ描けなくていい。これこそがクーカの真骨頂だ。奇妙奇天烈、もちろん愉快。こんなアーティスト集団、福祉団体があることがうれしい。

「後先のことを考えない、見事な汚し方…。まねしようとしてもできない」

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