スタジオクーカのメンバーやスタッフ、施設長の関根幹司さん(最後列の白いシャツの男性)と一般社団法人「Get_in_touch」理事長の東ちづる(中央)=神奈川県平塚市(tobojiさん撮影、提供写真)【拡大】
結果、二見画伯は個人部屋を与えられたが、「かわいそう。一緒にやってもいいよ」という人が現れ、チーム「不愉快」が結成された。アトリエの一角にある「不愉快」の作業場は拾ってきたガラクタや、ジャンクな作品がグチャグチャに混在。最初は絵を描いていなかったという二見画伯だが、その才能を開花させ、「納豆ポーチ」などの名作を生み出している。
その人のやりたいこと、得意なことができる環境を作るのは、勇気がいることだ。大多数のニーズに合わせることが普通で、生産性や成果を重視することが大事だと刷り込まれている社会だから。障がい者支援も、健常者に近づくための訓練を行うことが主流のなか、関根さんは「可能性は障がいの中にある」と断言する。「たとえ僕が目をつむっても、完全に色や形のイメージを消すことができない。目の見えない人が音と触覚だけで生きている世界と、僕が目をつむり感じる世界は別世界」。関根さんは「その違いに価値がある」と考えているのだ。超個性に新たな価値を見いだし、進化し続けるクーカ。作品とコラボして商品化したいという企業も絶賛募集中です!(女優、一般社団法人「Get in touch」代表 東ちづる/撮影:フォトグラファー toboji/SANKEI EXPRESS)