「まずロサンゼルスのレスキュー隊、消防団、ヘリのパイロットと一緒に時間を過ごし、彼らの仕事を理解することに努めました。撮影の大部分はオーストラリアで行われたので、現地でも同様の仕事に従事している方々と一緒に過ごしましたよ。監督ともじっくりと話し合いましたが、大災害の映画を撮る場合、難しいのは映像や演技に現実味を持たせることでした。僕自身はフロリダとマイアミで大地震を経験しましたし、国内に甚大な被害をもたらした1992年のハリケーン『アンドリュー』は家族にも大きな打撃を与えました。そのときの体験を踏まえ、映画では何事も繊細に描こうと心がけました」
また、物語で描かれる大地震や大津波が、科学的な根拠がある中でつづられるべきであるとも考えていた。「物語の展開に無理がないように、南カリフォルニア大学の地震学者たちにも映画製作に参加してもらい、脚本の詳細を検証してもらいました。とはいうものの、もっとも大切なのは、この物語が人々をギュッと引きつける熱いハートを持っているかどうかです。つまり、大地震や大津波が描かれているけれど、物語の核となるのはレイの家族がいかに生き延び、どうやって再び一つになるのかという部分なのです」