最近、この映画に出演したことが自分にとって大きな意味を持つのではないかとも感じるようになった。「僕はこの10年間でいろいろと人生の浮き沈みを味わいました。家族を失いましたし、離婚も経験しました。日々葛藤しながら今日に至ったのです。今日の自分、父親である自分、一人の男としての自分をすべてぶつけたからこそ、『カリフォルニア・ダウン』を作ることができたと思うのです。もし10年前にこの映画に出演していたら、作品はまったく違ったものになったかもしれません」
実際、プライベートではレイと同じように、思春期を迎えた娘との関係をめぐって毎日、気苦労が絶えないそうだ。「良好な関係を構築しようと、悩んだり、考えたりします。親であれば分かると思います。世界中の観客の心に響いたのはこの映画は『娘と家族を救う男の物語』ということなんです。日本の方にも早く見てもらって考えてもらいたいですね」