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【取材最前線】残したくなる撮影用セット (1/2ページ)

2015.9.12 10:30

 映画の撮影現場を取材する際、美術スタッフたちが趣向を凝らして作り上げた撮影用セットをじっくりと眺めるのが好きだ。

 今年8月には、東京・成城の東宝撮影所で、「後妻業」(2016年公開)の撮影を取材した。小夜子(大竹しのぶ)と柏木(豊川悦司)が、高齢男性を次々とだまして財産をせしめる物語。スタジオには、柏木が経営する結婚相談所のセットが組まれていた。

 広々とした豪華な事務所には、きちんと中身まで作られたパンフレットや書類が並べられ、事務員のパソコン画面にもそれらしい資料が映し出されている。奥の所長室には派手な調度品が並び、けだるげに犯罪の謀議を交わす大竹さんと豊川さんの演技を引き立てていた。

 こうしたセットは、美術スタッフが脚本を読み込み、登場人物の性格や生い立ちなどを考慮して作り上げる。

ドラマチックな雰囲気が漂う素晴らしいセット

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