サイトマップ RSS

【東日本豪雨】鬼怒川決壊 「越水破堤」の可能性 新たに3人死亡確認 (3/4ページ)

2015.9.14 07:30

冠水したままの道路を歩く人たち=2015年9月13日午前、茨城県常総市(共同)

冠水したままの道路を歩く人たち=2015年9月13日午前、茨城県常総市(共同)【拡大】

 ≪「生きているだけで十分」 盲目の女性に笑顔≫

 鬼怒川の堤防決壊で、迫りくる濁流の音におびえながら自衛隊のヘリコプターに救出された盲目の女性がいる。避難所に持ってきたラジオは電波が入らず、状況を知るには周囲の会話に耳を澄ますしかない。寄り添う夫も弱視で、手足に障害がある。不便な生活を強いられながらも「生きているだけで十分」と笑顔を絶やさない。

 迫る濁流の音、増す恐怖

 女性は茨城県常総市三坂町の斉藤純子さん(61)。先天性の網膜色素変性症で、19歳で指圧師の資格を取ったが33歳の時に視力をほぼ失った。その5年後、点字などの訓練をする支援センターで知り合った夫、哲雄さん(66)と結婚した。

 ゴーッ。10日昼すぎ、降り続く雨とは明らかに違う音がした。「洪水だ」。直後に夫の声がして、2階に逃げる。「(水が)床下まで」「階段も」。様子を尋ねるたびに状況は悪化していった。

 間もなくヘリの音が聞こえた。哲雄さんは歩くときに使う白杖にTシャツを巻き付け、窓から無我夢中で振った。他の人が救出されるたびに音が遠ざかる。「気付いていないのか」。恐怖は増したが、諦めなかった。

「考えても仕方ない」

産経デジタルサービス

産経アプリスタ

アプリやスマホの情報・レビューが満載。オススメアプリやiPhone・Androidの使いこなし術も楽しめます。

産経オンライン英会話

90%以上の受講生が継続。ISO認証取得で安心品質のマンツーマン英会話が毎日受講できて月5980円!《体験2回無料》

サイクリスト

ツール・ド・フランスから自転車通勤、ロードバイク試乗記まで、サイクリングのあらゆる楽しみを届けます。

ソナエ

自分らしく人生を仕上げる終活情報を提供。お墓のご相談には「産経ソナエ終活センター」が親身に対応します。

ページ先頭へ