10年連続で地価最高地点となった明治屋銀座ビル=2015年9月15日午後、東京都中央区銀座2の6の7(宮川浩和撮影)【拡大】
国土交通省は16日、今年7月1日時点の都道府県地価(基準地価)を発表した。東京、大阪、名古屋の三大都市圏の商業地は3年連続の上昇となり、上げ幅も前年比2.3%とさらに拡大した。商業地の上昇は地方にも波及し、国交省が「地方中枢都市」に区分する札幌、仙台、広島、福岡の4市の商業地の平均は3.8%の大幅プラスで、こちらも3年連続の上昇。株価上昇や訪日外国人の急増が寄与したとみられる。一方、地方を中心に地価下落が続く地域も多く、地方圏の格差が拡大した形だ。
全国すべての地点で最も上昇率が高かったのは、JR名古屋駅東口の商業地で45.7%の大幅プラスだった。再開発ビルの完成が相次いでいるうえ、リニア中央新幹線の開業効果への期待も高まった。
一方、三大都市圏の住宅地は2年連続で上昇となったものの、上げ幅は0.4%のプラスと前年より縮小した。国交省は「消費増税前の駆け込み需要の反動減ではないか」とみているが、地域によっては調整局面に入った恐れも指摘されている。