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現代も70年以上前と同じ葛藤を生きている 鵜山仁、土居裕子 舞台「マンザナ、わが町」 (3/3ページ)

2015.9.19 13:00

女性5人の稽古はかしましい。「休憩中もすぐおしゃべり」と笑う土居裕子(ゆうこ)さん(左)に「輪に入れなくて寂しい」とぼやく鵜山仁(うやま・ひとし)さん=2015年9月8日、東京都墨田区(鴨川一也撮影)

女性5人の稽古はかしましい。「休憩中もすぐおしゃべり」と笑う土居裕子(ゆうこ)さん(左)に「輪に入れなくて寂しい」とぼやく鵜山仁(うやま・ひとし)さん=2015年9月8日、東京都墨田区(鴨川一也撮影)【拡大】

 土居は朗読劇の演出を務めるジャーナリスト役。「頭の中で思考が整理されて、順番も間違わずやれるタイプ。私とは真逆の人」と笑う。これまでの価値観が全て覆り、芝居をしなければ精神の平衡を保てないという緊張感の中、取りまとめ役として苦悩する。

 日系人には1世、2世、日本で教育を受けて米国に戻った帰米2世など、さまざまな経歴があり、5人のバックグラウンドから思考の違いも見えてくる。「ひとくくりにはできない。心の中はこんなにも違う」

 よりどころとするのは歌手のリリアンが語る「米国の歌も日本の歌も好き。どちらも自分の中で仲良くしている」という一節だ。「井上先生の言葉は一つ一つが魅力的で美しい。日本と米国は、文化では仲良くできるのに、なぜちぐはぐな争いに進んだのか。全てはそこに持っていけばいいと思っています」(文:藤沢志穂子/撮影:鴨川一也/SANKEI EXPRESS

 【ガイド】

 10月3~25日、東京・紀伊國屋ホール。問い合わせはこまつ座(電)03・3862・5941。

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