一方、「足踏みしている」とした理由(2つまでの重複回答)を聞くと、「個人消費の低迷」が最も多かった。今月8日に発表された4~6月期の実質国内総生産(GDP)改定値で個人消費はやや上方修正されたとはいえ、前期比0.7%減と低迷が続いている。それでも2015年度下期(15年10月~16年3月)の国内景気見通しについては、「拡大する」「やや拡大する」との回答が計80%に上り、「横ばい」「やや後退する」の計20%を大きく上回った。「拡大する」「やや拡大する」とした理由(2つまでの重複回答)では「個人消費の回復」や「企業収益の増加」が上位に並んだ。
また、今年末までの国内景気のリスク要因については、全回答企業118社の半数程度が中国経済の減速懸念を指摘した。多くの企業が「中国経済の急速な減速による輸出への影響」(海運)、「中国経済の崩壊による世界経済の低迷」(化学)などと警戒感を示した。
≪「中国減速」87% 需要停滞など警戒≫
主要企業アンケートによると、中国経済の動向について「減速」と答えた企業が約9割に上った。横ばいは12%、「やや改善している」との回答はわずか1社にとどまり、中国経済が減速している実態が改めて浮き彫りとなった。