「過剰投資の反動」
回答では「やや減速している」が62%(71社)と最も多く、「減速している」25%(29社)が続いた。今夏の上海市場における株価急落や人民元切り下げを受け、企業の87%が中国景気の減速懸念を示した。
中国国家統計局がまとめた1~8月の主要経済統計では、設備や建設への投資動向を示す固定資産投資の伸び率が前年同期比10.9%と15年ぶりの低水準となるなど、中国の景気減速は懸念の域を超えている。
中国へ進出した企業は「過剰投資の反動を背景に景気の減速が強まっている」(電機)、「中国国内需要が停滞している」(小売り)などと現地の状況を分析した。また「(販売実績の)下げ幅が拡大傾向にある」(自動車)、「受注、引き合いが減少傾向にある」(機械)など、企業活動に影響が及び始めたとする声も目立った。
金融機関からは「昨年以降の金融緩和策で、景気浮揚を目指しているが効果は限られる」(証券)、「構造改革を実施し、小刻みな政策対応をしているが、景気減速は不可避」(保険)と厳しい指摘もあった。