21日、ロシアを訪問中の岸田文雄外相が、ラブロフ露外相と会談した。
<北方領土問題をめぐっては岸田氏が「突っ込んだ議論を行った」と述べたのに対し、ラブロフ氏は「北方領土という話はなされていない。議題となったのは平和条約締結問題だ」と領土問題の存在を否定するかのような発言を行ったうえ、「この問題は日本が第二次大戦後の歴史的事実を受け入れないと前進できない」とも語り、日本側を強く牽制(けんせい)した。ラブロフ氏は日本の対露制裁を念頭に、「両国間の雰囲気は友好的とは言いがたい」とも述べた。>(9月22日「産経ニュース」)
ラブロフ外相は、第二次世界大戦の敗戦国であった日本は、連合国の一員であったソ連が獲得した北方四島について云々(うんぬん)する資格はないという強圧的態度を取っている。根室半島と歯舞群島の間に国境線を画定することで日露平和条約を締結するというロシアの交渉スタンスを示したものだ。これは、1970年末から80年代初頭にブレジネフ政権のソ連がとった態度と同じだ。