会談前に握手をしようと手を差し出す米国のバラク・オバマ大統領(右)と、やや遅れて手を差し出したロシアのウラジーミル・プーチン大統領=2015年9月28日、米ニューヨークの国連本部(AP)【拡大】
一方、プーチン氏の年内訪日は決まらず、最適な時期を模索する方針を確認した。
日露首脳会談は昨年11月以来約10カ月ぶり。約40分間行われ、最後の約10分間は両首脳と通訳のみの場となった。
記者団に公開された会談の冒頭で、プーチン氏は今月の岸田文雄外相のモスクワ訪問などを挙げ、「両国間はあらゆる方面で対話が活発化している」と指摘。「経済協力には大きな潜在力があると信じている」と、日本からの投資促進などに期待感を示した。
これに対し、安倍首相は自身の自民党総裁再選に触れ、「さらに腰を据えて平和条約交渉に取り組む素地が整った。2国間関係を発展させたい」と述べ、領土問題解決に意欲を示した。
日本政府の説明などによると、首相はプーチン氏の訪日に関し、「ベストなタイミングで実現したいという気持ちは変わっていない。そのために政治、経済分野で成果を準備したい」と表明した。その上で「(準備は)建設的で静かな雰囲気の中で進めていきたい」とも述べ、メドベージェフ首相らロシア高官の北方四島訪問が相次いでいることを牽制(けんせい)した。(SANKEI EXPRESS)