映画「パパが遺した物語」(ガブリエレ・ムッチーノ監督)。10月3日公開(P2提供)【拡大】
ラッセル・クロウ(51)とアマンダ・セイフライド(29)-。米ハリウッドきっての実力派の2人が父と娘にふんし、ダブル主演を務めた新作ヒューマンドラマ「パパが遺した物語」(ガブリエレ・ムッチーノ監督)は、娘を持つ父親のあるべき姿を考える上で良質な教科書となりそうだ。
交通事故で妻を失った人気小説家のジェイク(クロウ)は7歳の娘、ケイティ(幼少時代はカイリー・ロジャース、大人時代はセイフライド)を男手一つで育てることになった。だが自らも事故の後遺症に苦しむジェイクは、義理の姉と弁護士の夫からケイティの養育権を譲渡するよう求める民事訴訟を起こされてしまう…。
私生活では息子たちの父親でもあるクロウは米報道陣の取材に対し、「子供を持つ親であればきっとこの映画に共感できる部分があるはずです。出演の打診を受けて読んでみた脚本がとても気に入ったので、僕はもう演じるしかなかった。それだけです」と本作への思いを語った。