スポーツが好きで、高校2年のときからスキーに夢中に。クロスカントリーの選手として国体に2度出場するほど上達。高校3年のとき、父親から「勉強したいなら大学に行ってもよい」と言われ、本格的に勉強を開始。だがスキーはやめず、1日の睡眠時間がたったの3時間という生活を続け、山梨大学芸学部自然科学科に進学した。
大学1年のときスキーの名手で知られた横山隆策氏に入門。過酷なトレーニングに耐え、どんどん腕を上げた。再び勉強しなくなったが、人生で重要なことを学んだ。「体力的にも精神的にも厳しい環境に身を置くこと、人まねをしないことの大切さ」だった。
横山氏に師事する生徒はハイレベルで、自分よりずっと年少の子供でも上手い。その環境は負けず嫌いの大村さんを刺激した。やり方をまねているだけでは先生を超えられないことも知った。「違うことをしなければいけない」。このとき培った精神が、研究人生の大きな柱になった。