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【国際政治経済学入門】対米協調で沈む日本経済 30年間変わらず (4/4ページ)

2015.10.7 09:30

プラザ合意後の日米GDP(国内総生産)と株価(1985年=100)=1985年~2014年

プラザ合意後の日米GDP(国内総生産)と株価(1985年=100)=1985年~2014年【拡大】

  • 1985年のプラザ合意の舞台となったプラザ・ホテル=2015年8月19日、米ニューヨーク(ロイター)

 対照的に、日本は80年代末のバブル崩壊の後、株価は超低空飛行を繰り返している。14年の名目GDPの水準はバブル崩壊期の30年前と変わらない。2012年12月にスタートした第2次安倍晋三政権は「アベノミクス」を打ち出し、株価を引き上げ、脱デフレをめざしているのだが、14年4月からの消費税増税後は景気の停滞が続く。アベノミクス効果も30年間のスパンでみると、しょせんは長期停滞の域を出ていない。

 日本は世界最大の債権大国なのだが、国内でカネを使わないために経済は成長できず、財政赤字圧力が増す。それを理由に財務官僚は増税、歳出削減という緊縮財政を政権に飲ませて、デフレに誘導する。カネはますます余って、世界最大の債務大国の米国に回る。「対米協調」の名のもとに、日本が沈むパターンは30年経っても変わらない。

 日本のメディア多数は「プラザ合意30周年」企画を特集して、あたかもお祭り騒ぎのような報道ぶりだったが、そんな脳天気ぶりにはあきれる。(産経新聞特別記者・編集委員 田村秀男/SANKEI EXPRESS

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