10月8日、ペルーの首都リマで開幕した20カ国・地域(G20)財務相・中央銀行総裁会議に出席した当局者=2015年(ロイター)【拡大】
中国は6月に上海株式市場で株価が急落、8月には人民元を対ドルで突然切り下げ、市場の混乱が拡大した。習近平指導部の「場当たり的な政策対応」(上海の市場関係者)に不信感は強い。
中国経済の減速で世界のエネルギー需要は落ち込み、資源を輸出する新興国や途上国の景気は低迷している。IMFは6日、2015年の世界全体の成長率を3.1%とする予測を発表、7月時点から0.2ポイント下方修正した。
日銀の黒田東彦(はるひこ)総裁は「日本経済に(新興国減速の)影響が出ていることは確かだ」と認めた。
FRBがいつ利上げに踏み切るのかも焦点だ。9月の米雇用統計は、景気に敏感に反応する非農業部門の就業者の増加数が市場予想を裏切る低い伸びとなった。英米系の投資会社は「多くの市場関係者は、10月の利上げはなくなったと思っている」と指摘した。