ソ連時代、ゴーリキー公園は市民らの数少ないレクリエーションの場として親しまれたが、ソ連崩壊後は他の多くのモスクワの公園と同様に荒廃した。園内には違法な店舗が林立し、麻薬の密売人がうろついていた。市民が幼少時に慣れ親しんだ遊具や娯楽施設はがらくたとなっていった。
20億ドル投じた改修
その後、ロシアの財政状況が好転し始めると、政府は公園の本格的な改修を開始する。2011年には、総額20億ドル(約2400億円)を投じた改修プロジェクトを開始。ゴーリキー公園は欧米の主要公園にも引けをとらない様相を呈し始める。
園庭は整備され、いくつもの池は全面的な清掃が実施された。その脇には砂浜が設置され、子供たちが遊び回る。野外映画館や、欧米のスポーツ用品メーカーなどがスポンサーとなり、ローラーブレードやスケートが楽しめるコートなどが設置され、多くのレストランも並ぶ。入場も無料だ。