会場にはこのほか、近藤勇や伊藤博文が愛読した平安から徳川10代将軍までの歴史書「日本外史」(頼山陽、1848年)、忠義にあつい諸葛孔明ら8人を取り上げ、勤王の志士たちを奮い立たせた「靖献遺言(せいけんいげん)」(浅見絅斎、1748年)、勝海舟が愛読・所蔵していた「高麗史」(鄭麟趾ら、1451年)など、歴史上の人物たちが、生涯の進む方向を定める際に大きな影響を受けた本が、ずらりと並んでいる。(原圭介/SANKEI EXPRESS)
【ガイド】
■「幕末展」 12月27日まで、東洋文庫ミュージアム(東京都文京区本駒込2の28の21)。一般900円。火曜休館(火曜が祝日の場合は次の平日)。(電)03・3942・0280。