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野田氏「更迭」へ 還付制は見送り確実 軽減税率導入 年内決着へ紆余曲折 (3/3ページ)

2015.10.13 07:30

9月25日に開かれた与党税制協議会であいさつする自民党の野田毅(たけし)税調会長(右から2人目)。この日以降、協議会は開かれていない=2015年、国会(斎藤良雄撮影)

9月25日に開かれた与党税制協議会であいさつする自民党の野田毅(たけし)税調会長(右から2人目)。この日以降、協議会は開かれていない=2015年、国会(斎藤良雄撮影)【拡大】

  • 宮沢洋一前経済産業相(共同)
  • 内閣改造後の記者会見で経済最優先の政権運営を強調する安倍晋三(しんぞう)首相。消費税増税時の対応を誤れば経済を失速させかねない=2015年10月7日、首相官邸(早坂洋祐撮影)

 しかし、買い物時に一律10%分を支払う負担感や、マイナンバー制度の個人番号カードを店の端末にかざす手間から公明党が反対。協議は9月25日を最後に中断し、公明党からは野田氏の交代を求める声も出ていた。

 自民党税調は税制改正作業を長年仕切り、ベテラン議員の決定には「首相も口を挟めない」といわれた存在。野田氏を引き継ぐ宮沢洋一前経済産業相は旧大蔵省出身ながら、安倍晋三首相が主導した法人税減税を推進した経緯があり、異例の「介入」に財務省関係者は「軽減税率の導入が官邸の意向ということだろう」と話した。

 月内にも再開する与党協議は、論点が「先祖返り」(財務省幹部)しかねない面が多い。軽減税率は本来、企業が品目ごとの税率や税額を記載するインボイス(税額票)を導入する必要がある。公明党は簡易方式を提案するものの、手間を警戒する経済界の反発は強そうだ。

 公明案の一つ「酒類と外食を除く飲食料品」の税率を8%に据え置く場合、減収額が1兆円程度に上る。野田氏に考え方が近い自民党税調の関係者は「公明党は実現可能な制度設計を示す責任がある」としている。(SANKEI EXPRESS

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