【Campus新聞】
――高知県をどんな場所にしたいと考えていますか
「高知県では、移住者にお祝い金を出すといった他の自治体が行っているような財政的サポートは行っていません。高知県を何らかの『志』を果たす場所とし移住を考えている人にアピールしていくことが重要だと考えているからです。童謡『故郷』の歌詞に『志を果たしていつの日にか帰らん』という一節があるように、多くの人に『志は東京で果たすものだ』という既成概念がある。地方でも志をかなえるチャンスがあるということを知ってもらいたい。高知県では、起業にとどまらず、地域アクションプランの担い手として観光地を一からプロデュースするようなこともできます。『地方創生』の議論が活発化する中で、地方を何とかしたいと考えている人も増えています。その気持ちをプロジェクト化できないかと考え、産学官連携の仕組みも作りました。県内外のさまざまな知恵とアイデアを引き付け、イノベーションを起こせるようにしたいと考えています」(今週のリポーター:高知県内外の学生有志記者/SANKEI EXPRESS)
■おざき・まさなお 1967年9月14日生まれ。48歳。高知市出身。86年土佐高校卒。91年東大経卒、大蔵省(現財務省)入省。関税局、理財局、主計局などを経て、2006年内閣官房副長官秘書官。07年10月財務省退職。07年12月から高知県知事(現在2期目)。