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自衛隊は国民を守る存在 鈴木日宣 (3/5ページ)

2015.10.13 17:30

日蓮宗系の尼僧、鈴木日宣(すずき・にっせん)さん=2015年、千葉県内(財満朝則撮影)

日蓮宗系の尼僧、鈴木日宣(すずき・にっせん)さん=2015年、千葉県内(財満朝則撮影)【拡大】

 感謝と無事祈って

 この自衛隊にとって非常に大切な法案が「集団的自衛権」でした。中には「戦争法案だ」と声を張りあげる人がいますが、私は自衛隊員の命を守るための大事な法案だと思います。なぜならば今まで許されていたのは個別的自衛権だけで、それは「攻撃されたときのみ反撃できる」ものであり、反撃するときはすでに多くの命が失われている場合も考えられます。また守れるのは「自分の命」だけで、海外に滞在する邦人らがもし襲われても救出することができないのが現状でした。「人を救うため・国を守るため」に血を吐くような厳しい訓練を受けてきた自衛隊員にとって目の前の人を救えない状況はどれほど大きなジレンマを抱えることになるでしょう。本来国防に関する法整備は、第一線で危険と隣り合わせで任務を遂行する自衛隊の現状を第一義と考え整えていくべきものと思います。まだ不備がありますが今回の法案により自衛隊は「自分の命も人の命も救う」ことができるようになりました。

 私たち国民は命がけの活動に感謝し、その恩に報いるためにも常に自衛隊員全員の無事を心から祈って参りましょう。

常に用心することが大切

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