最初に記した曲のほかにも、テレビ「3時のあなた」、CM「火の用心のうた」、テレビ「マグマ大使」、札幌オリンピック入場行進曲「白銀の栄光」など、挙げたらきりがない。クラシックファンにはテレビ番組「オーケストラがやって来た」の印象も強く残っている。
「『歌えバンバン』を子供たちに指導するとき、子供と一緒になって、自分が子供みたいな気持ちになってやっていました。子供を引きつける力がすごくありました。純粋といえば純粋、わがままといえばわがままでした。大人になっても子供の心を持っていたいというのは、音楽家にとって捨てがたいものでしょう。普通の大人にはできないことです」
たくさんの作品の中から、コンサートのプログラムを選ぶのは容易でない。メーンは「和楽器と管弦楽のためのカプリチオ」。祐ノ介が生まれた1963年の作品。4管編成で、32分かかる。「寅さんファンタジー」は映画「男はつらいよ」の音楽を、祐ノ介がつなぎ編曲したもの。直純は1作ごとに異なるマドンナのためのメロディーを作曲した。「オーケストラがやって来た」で直純とともに司会をしたマリ・クリスティーヌが、司会をする。