男子準決勝のオーストラリア戦で、懸命に攻め上がるエースの香西(こうざい)宏昭(9番)=2015年10月16日、千葉県千葉市中央区の千葉ポートアリーナ(高橋朋彦撮影)【拡大】
日本の守備は機能し、チャンスもつくった。だが、これまでの相手とは比較にならないほどの激しい接触を伴う相手の守備に苦しんだ。
重圧を受けながらシュートを打たされる場面が多く、成功率は今大会最低の31%と精度を欠いた。「いい角度でシュートを打てなかった」と千脇。及川監督も「(豪州は)どんな状況でも力強く、いろんな手を出してくる」と完敗を認めた。
「今日より強い」
もっとも、落ち込んでいる暇はない。「みんな試合が終わっても前を向いていた。主将として心強い」と藤本。香西も「いいところはあった。悪かったところは修正し、リオへの切符を手にしたい」と気持ちを切り替えた。
切符は残り1枚。相手は韓国に決まった。1次リーグでは競り勝ったものの強敵だ。だが、この日、肌で感じた世界トップレベルのバスケットは3位決定戦に必ず生きてくるはずだ。及川監督は「明日は必ず今日より強いはず」とチームの“成長力”に自信を見せた。宮島も「ここで勝たないと今までやってきた意味がない。必死でやる」と、強い覚悟を口にした。(森本利優/SANKEI EXPRESS)