記者会見でマンション傾斜問題をめぐる調査について説明する石井啓一国土交通相=2015年10月23日午前、国土交通省(共同)【拡大】
旭化成建材が手掛けた件数が422件と最多だった北海道。マンション管理組合の関係団体で相談員を務める男性(67)は「改竄が発覚した担当者が関わったケースはなかったので安心している。マスコミは少し騒ぎすぎではないか」と冷静に話した。
募る不信感
旭化成建材は22日の記者会見で、データ改竄の有無を調べる段階では、住民に自分のマンションが調査対象となっているかどうか伝えない方針を示した。情報開示に後ろ向きの姿勢を追及する質問が集中し、会見は約2時間に及んだ。
国交省幹部は「旭化成の説明は全然整理できていない感じがした」と指摘。別の幹部は「住民の不安を招くし、このままではまずいと判断した」と打ち明ける。
「不安が広がらないよう、引き続き省を挙げて万全の対応を取りたい」。石井啓一国交相は23日の記者会見でパネルを使いながら3040件の調査の流れを説明し、マンション管理組合や建物所有者への連絡の指示も明らかにした。