改造内閣で女性を別枠で起用した安倍晋三(しんぞう)首相(前列中央)。党内からは恨み節も聞こえてくる=2015年10月7日午後、首相官邸(酒巻俊介撮影)【拡大】
それだけに、岸田派中堅は「総裁選であれだけ苦労したのに…。『一将功成りて万骨枯る』だ。宏池会(こうちかい、岸田派)、惨敗の秋。今回の内閣は『清和会(清和政策研究会、細田派)』内閣だよ」と不満を隠さない。
一方、首相は今回の内閣改造でも女性を重用した。9人の初入閣のうち、女性は丸川珠代環境相と島尻安伊子(しまじり・あいこ)沖縄北方担当相の2人。内閣改造後の女性閣僚は留任した高市(たかいち)早苗総務相を合わせて3人で、第3次内閣よりも1人減ったが、安倍内閣は発足以来、「女性の活躍推進」を内閣の重要課題に掲げており、今回も「別枠」で起用した。
ただ、丸川、島尻両氏はともに参院当選2回で、「入閣適齢期」とされる当選衆院5回、参院3回には満たない。多くの“先輩”を飛び越しての入閣は、嫉妬ややっかみを招き、ひいては首相への不満にもつながる。