≪課題は世代交代 日本とも共通≫
圧倒的な強さでW杯を制したオールブラックスは、獲得したウェブ・エリス杯を前に歓喜のハカをお披露目した。敵を威圧する必要のない、明るいハカだった。
宿敵オーストラリアを決勝で打ち砕いたのは、主将のマコウらベテランの存在だった。後半開始早々、ウィリアムスのオフロードパスを受けたCTBノヌーがステップを切りながら50メートルの独走トライ。正確なキックで得点を重ねたSOカーターは、4点差に詰められた終盤、意表を突くドロップゴールで突き放した。
マコウ34歳、カーター33歳、ノヌー33歳。3人とも100キャップを超えるオールブラックスの象徴的存在だった。前回大会のヒーロー、ウィリアムスも30歳となった。
それでもさすがはラグビー王国、新星は次々出てくる。フランス戦で3人を弾き飛ばしてのトライで世界を仰天させた大会最多8トライのWTBサベアは25歳。決勝でトライを挙げた両WTBのミルナースカッダーとバレットはともに24歳。ナミビア戦ではマコウに代わってゲームキャプテンを務めたFLケインはまだ23歳だ。