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【ミャンマー総選挙】スー・チー氏野党勝利 「8割獲得」 (2/5ページ)

2015.11.10 08:00

11月9日、ミャンマー・ヤンゴンの国民民主連盟(NLD)本部で、ティン・ウ元党副議長(左)とともに演説するアウン・サン・スー・チー党首=2015年(AP)

11月9日、ミャンマー・ヤンゴンの国民民主連盟(NLD)本部で、ティン・ウ元党副議長(左)とともに演説するアウン・サン・スー・チー党首=2015年(AP)【拡大】

  • ミャンマー総選挙の行方は=2015年11月8日、投開票

 USDPは、現職閣僚など幹部が軒並み落選したもようで、劣勢に立たされている。ただ、テイン・セイン大統領(70)は7日の演説で、「政府と国軍は、自由で公正な選挙結果を尊重する」とした。

 ミャンマーの国会は、上下両院定数計664議席の4分の1が軍人に割り当てられ、残る498議席が民選議員枠。武装勢力活動地域で7議席の投票が中止されたため、計491議席が改選対象となった。(ヤンゴン 吉村英輝/SANKEI EXPRESS

 ≪政権移譲に現実味 必要な国軍との和解≫

 ミャンマーの総選挙は、野党、NLDの躍進が確実となり、政権移譲の現実味が増してきた。ただ、現政権は大統領を筆頭に元軍幹部が主要ポストを占め、政府も軍人OB中心に構成される。国政経験がほとんどないNLDが政権を担うには、長期間対立してきた国軍とも「和解」して人材登用などで協力し、国の安定と成長に向けた体制を築けるかが問題となりそうだ。

「大統領より上の存在になる」

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