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【ミャンマー総選挙】スー・チー氏野党勝利 「8割獲得」 (5/5ページ)

2015.11.10 08:00

11月9日、ミャンマー・ヤンゴンの国民民主連盟(NLD)本部で、ティン・ウ元党副議長(左)とともに演説するアウン・サン・スー・チー党首=2015年(AP)

11月9日、ミャンマー・ヤンゴンの国民民主連盟(NLD)本部で、ティン・ウ元党副議長(左)とともに演説するアウン・サン・スー・チー党首=2015年(AP)【拡大】

  • ミャンマー総選挙の行方は=2015年11月8日、投開票

 連邦選挙管理委員会は、欧州連合(EU)などからの監視団から、軍施設内の投票状況の調査を求められながら、「機密」を理由に一時、拒否した。また、軍出身のティン・エイ選挙管理委員長は先月13日、総選挙の延期を突然提案し、NLDが「USDPの劣勢を盛り返するための時間稼ぎだ」と猛反発して撤回させるなど、国軍や選管との関係は良好とはいえない。

 1990年の総選挙ではNLDが圧勝しながら、軍政は結果を無視した。ミン・アウン・フライン司令官は選挙前、結果を「尊重する」とする一方、「外国勢力を利する勢力に投票すべきでない」とも発言。国軍が「非常事態」と判断すれば、合法的にクーデターを起こすこともできる。

 かつての怨念(おんねん)から軍出身者を冷遇するととられれば、軍ばかりか、出身者や関係者が多い政府内のサボタージュも招きかねない。国軍は、今後のスー・チー氏の出方を注意深く見ているもようだ。(ヤンゴン 吉村英輝/SANKEI EXPRESS

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