11月9日、スイス・ジュネーブで、ロシア陸上界のドーピング疑惑に関する調査結果を発表する世界反ドーピング(WADA)第三者委員会のリチャード・パウンド氏=2015年(AP)【拡大】
また、2012年ロンドン五輪女子800メートル金メダルのサビノワ、銅メダルのポイストゴワら5選手と4人のコーチ、1人の医師は永久資格停止処分が適当とし、モスクワの検査所の認定取り消しと責任者の永久追放も求めた。
国際陸連のコー会長は9日、ロシア陸連に対し、13日までに明確な説明をするよう求めたことを明らかにし、満足できない回答だった場合、「ロシアの(陸上競技大会への)出場停止も辞さない。スポーツの信頼を取り戻すために困難でもやり遂げる」と強調した。
一方、ムトコ露スポーツ相は地元メディアに「証拠に乏しい」と反論した。(ロンドン 内藤泰朗/SANKEI EXPRESS)
≪国威発揚「勝利のために手段選ばず」≫
WADAの第三者委員会の報告により、ロシアの陸上界で不正行為が常態的に行われていた実情が明らかになった。一連の事態は、旧ソ連時代に顕著だったスポーツによる国威発揚が、プーチン政権下で再び活発に行われている実情をあぶり出した。