サイトマップ RSS

【アメリカを読む】“世界の警察”米国の役割、どうあるべきか… パリ多発テロで問われるオバマ流対策 (2/4ページ)

2015.11.17 09:00

来年11月の米大統領選に向けた共和党の第4回候補者討論会で、安全保障問題等について意見を述べるジェブ・ブッシュ元フロリダ州知事(左)と耳を傾けるマルコ・ルビオ上院議員。軍事介入をめぐっては、共和党内でも亀裂が生じている=2015年11月10日、米ウィスコンシン州ミルウォーキー(ロイター)

来年11月の米大統領選に向けた共和党の第4回候補者討論会で、安全保障問題等について意見を述べるジェブ・ブッシュ元フロリダ州知事(左)と耳を傾けるマルコ・ルビオ上院議員。軍事介入をめぐっては、共和党内でも亀裂が生じている=2015年11月10日、米ウィスコンシン州ミルウォーキー(ロイター)【拡大】

 「マルコ、マルコ! 1兆ドル(約122兆円)も軍事費を増加させようとしているが、それでは保守主義者といえないよ」

 リバタリアン(自由至上主義)の傾向があるポール氏は軍事面での米国の役割を強調するルビオ氏を批判した。国家財政が破綻してしまっては安全保障もおぼつかない。こう考えるポール氏はルビオ氏から「孤立主義者」と決めつけられたことへの怒りをむき出しにしていた。

 ルビオ氏はポール氏の主張に「国家が安全でなければ経済は成り立たない」と反論。「イランの過激な(イスラム教)シーア派聖職者は核兵器取得を試み、中国は南シナ海を乗っ取ろうとしている。米国が最強の軍事大国であれば世界はより安全になる」と訴えた。

 論戦で共和党内に亀裂

 共和党内の亀裂は、イスラム国掃討作戦をめぐる議論にも現れた。口火を切ったのは、当初は本命視されながら現在は支持率が1桁台に低迷しているジェブ・ブッシュ元フロリダ州知事(62)だ。

ジェブ・ブッシュ元フロリダ州知事「米国に果たすべき指導的役割があると信じていない」

産経デジタルサービス

産経アプリスタ

アプリやスマホの情報・レビューが満載。オススメアプリやiPhone・Androidの使いこなし術も楽しめます。

産経オンライン英会話

90%以上の受講生が継続。ISO認証取得で安心品質のマンツーマン英会話が毎日受講できて月5980円!《体験2回無料》

サイクリスト

ツール・ド・フランスから自転車通勤、ロードバイク試乗記まで、サイクリングのあらゆる楽しみを届けます。

ソナエ

自分らしく人生を仕上げる終活情報を提供。お墓のご相談には「産経ソナエ終活センター」が親身に対応します。

ページ先頭へ