日馬富士(はるまふじ、右)が押し出しで豪栄道を下す=2016年5月17日、福岡県福岡市博多区の福岡国際センター(共同)【拡大】
来年4月に三十路を迎える。両肩などに負傷を抱える。今場所前「まだ20代といっても俺は7歳から相撲歴22年。この1年は体の変化を特に感じる」と疲労の蓄積について語っていた。
それでも立ち止まることなく自ら志願して二所ノ関一門の連合稽古に一門外から参加。2日続けて稀勢の里、琴奨菊と申し合いを重ね「疲れたけど、自分のためになった」と手応えも口にしていた。
大関陥落を避けるには残り3日で2勝が必要だ。13日目の対戦が決まっている稀勢の里に加え嘉風(よしかぜ)、栃煌山(とちおうざん)と難敵の挑戦を受けることが予想される。「集中してやるだけ」と静かに決意を語った。(藤原翔/SANKEI EXPRESS)