ロシア機墜落に関する会議で黙とうをささげるウラジーミル・プーチン大統領(中央)。パリ同時多発テロを機にフランスを見方にすることに成功した=2015年11月17日、ロシア・首都モスクワ(ロイター)【拡大】
当初から欧米諸国がロシア民間航空機の墜落はテロであるとの見方を示していたのに対して、ロシアは慎重で、テロと事故の両面で調査を進めていた。その結果、10月16日にボロトニコフFSB(連邦保安庁)長官がプーチン大統領に対して本件はテロであるとの報告を正式に行った。<プーチン氏は報告を受け、「地球上のどこからでも犯人を見つけ出し、罰する」と強調。シリアで実施している空爆作戦を「継続するだけでなく、犯人に罪から逃げられないと理解させるために強化する」と述べた。空爆の目的がテロとの戦いにあると国内外にアピールした格好だ。/プーチン氏は外務省に対し、犯人捜索のため各国と連携するよう求めた。対テロで国際的な協調を重視する姿勢を示す狙いがあるとみられる。ロシア旅客機は10月31日にエジプト北東部シナイ半島で墜落し、乗客乗員224人が死亡した。FSBは有力情報に5000万ドル(約61億円)の報奨金を出すと発表した。>(11月17日「産経ニュース」)
力によってテロを封じ込める必要があるというコンセンサスがロシア人の間で確立している。プーチン大統領のシリアへの軍事介入に対する支持が一層強まるものと見られる。