東南アジア諸国連合(ASEAN)プラス3首脳会議で記念写真に納まる安倍晋三(しんぞう)首相(左から5人目)ら各国首脳=2015年11月21日、マレーシア・首都クアラルンプール(共同)【拡大】
≪中国 「投資カード」で孤立回避腐心≫
中国の李克強首相は21日、クアラルンプールでASEAN首脳と会談し、年末に発足する「ASEAN共同体」の支持を表明するなど、貿易・投資分野での関係強化を強調した。中国は会談の場では南シナ海問題への言及を嫌いつつ、国営新華社通信を通じて米国批判を展開。“四つ相撲”を避けながら、孤立の回避に腐心している。
李氏は中国とASEAN諸国の細かな貿易額や投資額を挙げた上で、「ASEAN共同体の建設はASEAN諸国一体化の一里塚だ。(中国とASEANの)協力関係が新たな段階に踏み出すことを期待する」と述べた。
20日にクアラルンプール入りした李氏は20日午後9時から、議長国マレーシアのナジブ首相と会談。一連のASEAN関連会合で、南シナ海問題を主要議題としないよう要求したとみられている。李氏に随行している中国の王毅外相も20日夜、一部報道陣に「現在、南シナ海地域で必要なのは協力であり、発展だ」と強調した。