フランスの隣国、ベルギーでもテロ情報があり、最高レベルの警戒が続いた=2015年11月21日、ベルギー・首都ブリュッセル(ロイター)【拡大】
≪国連安保理、対「イスラム国」決議案採択≫
国連安全保障理事会は20日、パリ同時多発テロを非難するとともに、「イスラム国」との戦いに各国が立ち上がる決意を示す決議案を全会一致で採択した。
決議は、イスラム国が「国際的な平和と安全への世界規模の前例のない脅威」になっていると強調。イスラム国への合流を図る外国人の渡航阻止とテロ資金遮断を加盟国に要求するとともに、テロ活動抑止に向けた各国間の「調整努力」も求めた。国際テロ組織アルカーイダ系の「ヌスラ戦線」なども脅威だと位置づけた。
フランスのドラートル国連大使は20日、決議について、「記録的な速さで採択された」と強調した上で、イスラム国殲滅(せんめつ)に向け「国際社会を束ねるための努力」を倍加させる考えを示した。
米国のシソン国連次席大使も「世界規模の連帯と協調により、イスラム国とそのイデオロギーはいずれ打ち負かされる」と強調。ロシアのチュルキン国連大使も「犯罪の首謀者や実行者たちには取り返しの付かない処罰が下されるだろう」と語った。(ニューヨーク 黒沢潤/SANKEI EXPRESS)