使われずに倉庫に眠ったままのバッグや洋服生地のデッドストックや缶詰の底部分などを再利用してバッグとして生き返らせた「CARMINA_CAMPUS」。再利用品とは思えないほどおしゃれでスタイリッシュ=2015年10月22日、神奈川県横浜市西区の横浜高島屋(田中幸美撮影)【拡大】
【Fashion Addict】
着古した洋服を集めてリサイクルしたり、ペットボトルなどを再生して洋服やバッグを作り直す手法は、いまやファッションの世界でも常識となっている。そんな中、リサイクル素材や再利用素材に特化したバッグやアクセサリーなどを展開するファッションブランド「CARMINA CAMPUS(カルミナ カンプス)」が話題となっている。イタリアのラグジュアリーブランド「FENDI(フェンディ)」の創業者の孫娘であり、長く「フェンディッシモ」で活躍した女性デザイナーが立ち上げたとあって、注目度は増すばかりだ。
2006年にリサイクルプロジェクトとして誕生したファッションブランド「CARMINA CAMPUS」は、フェンディ家出身のイラリア・ヴェントゥリーニ・フェンディさんが立ち上げた。ブランド名はラテン語で「大地の聖歌」を連想させる造語だ。