使われずに倉庫に眠ったままのバッグや洋服生地のデッドストックや缶詰の底部分などを再利用してバッグとして生き返らせた「CARMINA_CAMPUS」。再利用品とは思えないほどおしゃれでスタイリッシュ=2015年10月22日、神奈川県横浜市西区の横浜高島屋(田中幸美撮影)【拡大】
バッグはいずれも手作りのために、全てデザインが異なる一点ものだ。
「慈善ではなく報酬を」
07年には「アフリカライン」というほぼすべての素材の調達から縫製までの工程をアフリカで行うという挑戦的なプロジェクトを開始。「NOT CHARITY,JUST WORK(慈善ではなくて仕事に見合った報酬を)」がプロジェクトの基本理念だ。そのため、イタリアから派遣した技術者がアフリカの女性にバッグ作りを指導。彼女たちの自立を促した。アフリカの伝統的な織物の中古生地やサファリテントに使われたカンバス素材など廃棄される一歩手前の素材を利用した100%メード・イン・アフリカだ。
並行して「イタリアライン」も展開。イタリア職人の高い技術により廃材やデッドストックなどをスタイリッシュに生まれ変わらせた。こちらはラグジュアリーブランドのノウハウが生かされた美しい作りが特徴。09年にイタリアで開かれたG8ラクイラサミットでは、各国の首脳夫人が提げて登場し、話題となった。
イラリアさんの取り組みによってさまざまなブランドがアフリカでのもの作りに注目したことなどから、アフリカでの活動には一区切りを付けた。