手前の白プルオーバー(2万6000円)は後ろの裾が長い。もちもちっとした手触りで深すぎないVネック。前身頃にややフレアが入り、シルエットをきれいに見せる=2015年10月7日、東京都千代田区(寺河内美奈撮影)【拡大】
【Fashion Addict】
ナチュラルで鮮やかな色使いのコート、独特のレイヤード使いが大人気の「ENFOLD(エンフォルド)」が、東京・丸の内に初の路面店をオープンした。デザイナーの植田みずきさん(35)は元アパレルのカリスマ店員。自ら立ち上げたブランド「SLY」がヒットした後、結婚・出産を経て、同世代の女性たちが着心地の良い服を追求しようと2012年に立ち上げた。すでに全国の主要百貨店などにコーナーを持つ人気ブランドとなっている。
JR東京駅にほど近く、有名ブランドが立ち並ぶ丸の内仲通りに8月オープンした「ENF?LD丸の内」はナチュラルな木の素材とコンクリート、鏡をミックスし、広々として居心地が良い。「働く女性が多い丸の内への出店が夢でした」と話す植田さんのこだわりが詰まっている。
シルエットを美しく包む
コートはブルーやネービーなど鮮やかな色を使い、スタンダードなチェスターコートから、ブロック柄でデザイン性の高いものまでそろいブランド中、一番の売上高を占める。人気の秘密は、シルエットを美しく包む、なだらかな肩のラインにある。とある大手百貨店では最近、1日で500万円を売り切ったという破格の人気ぶりだ。