手前の白プルオーバー(2万6000円)は後ろの裾が長い。もちもちっとした手触りで深すぎないVネック。前身頃にややフレアが入り、シルエットをきれいに見せる=2015年10月7日、東京都千代田区(寺河内美奈撮影)【拡大】
子供の頃から洋服が好きだった植田さんは、18歳で東京・渋谷のアパレルで働き始め、抜群のファッションセンスから、カリスマ店員として一目置かれる存在となった。その後、主に20代の女性向けに「都会で自然と共存する、品のあるリラックスしたセクシーさ」をコンセプトにしたブランド「SLY」を立ち上げて人気を博す。「20代はいろんな服に挑戦してみたくて、やりたいことはやり尽くした」
何げない気配り
仕事と並行して結婚、出産をして3児の母となる。次第に「自分を含めた30~40代の女性がすてきに見える、ボディーコンシャスではなく着心地が良くて上品な服を作りたい」と考えるようになり、ENF?LDを2012年に立ち上げた。スタートから4年目で、全国の主要百貨店やセレクトショップにコーナーを持つ人気ブランドとなる。