井上弘民放連会長(TBS会長)は挨拶を兼ねた基調提言で、民放の課題として、(1)タイムシフト視聴(録画視聴の増加でCMが見られないこと)の克服(2)インターネット業者との競合(3)4K・8K放送への技術的対応(4)違法動画の増加への対応(5)NHKと共存できる放送の二元体制(6)ラジオ媒体の経営困難打開とその活用-を挙げた。その上で、「取材・報道の自由の尊重」に関連し、BPO(放送倫理・番組向上機構)の独立性と政治権力の干渉排除についても言及した。
市民の理解が不可欠
放送法は「放送を公共の福祉に適合するように規律し、その健全な発達を図ること」を目的と規定。その具体化として(1)放送が国民に最大限に普及されて、その効用をもたらすことの保障(2)放送の不偏不党、真実及び自律を保障することによって、放送による表現の自由の確保(3)放送に携わる者の職責を明らかにすることによって、放送が健全な民主主義の発達に資すること-の3つを定めている。