サイトマップ RSS

経営環境厳しい民放 公共性との整合性課題 渡辺武達 (4/4ページ)

2015.11.25 09:30

大阪市で開かれた第63回民間放送全国大会=2015年11月10日(共同)

大阪市で開かれた第63回民間放送全国大会=2015年11月10日(共同)【拡大】

  • 第63回民間放送全国大会で挨拶する民放連の井上弘会長=2015年11月10日、大阪市(共同)

 だが、放送を取り巻く環境はきびしい。民放では最近、放送内容が不満でスポンサーが降りることも起きたし、NHK経営委員には時の政権に近い人が選ばれやすい。下請け制作会社への過酷な条件の押しつけによる厳しい労働環境や離職者の増加も問題になっている。

 そうした困難を跳ね返すには進化する情報技術への対応力とメディアの受益者である市民の理解が欠かせない。

 それはNHKも同様で、災害時の信頼度は高いのに、多様な視聴者の声に応えていないという批判も多い。

 北欧諸国を中心に、欧州では新聞を筆頭にメディアへの公的助成が当たり前になりつつある。日本でもメディアの公益性に対する認識が高まれば、軽減税率適用を含む社会的援助が当然視されるだろう。しかし、放送法の目的条項に、現実をどう整合させるかという最重要課の問題についての議論がアンタッチャブルになってはいけなない。(同志社大学名誉教授 メディア・情報学者 渡辺武達(わたなべ・たけさと)/SANKEI EXPRESS

産経デジタルサービス

産経アプリスタ

アプリやスマホの情報・レビューが満載。オススメアプリやiPhone・Androidの使いこなし術も楽しめます。

産経オンライン英会話

90%以上の受講生が継続。ISO認証取得で安心品質のマンツーマン英会話が毎日受講できて月5980円!《体験2回無料》

サイクリスト

ツール・ド・フランスから自転車通勤、ロードバイク試乗記まで、サイクリングのあらゆる楽しみを届けます。

ソナエ

自分らしく人生を仕上げる終活情報を提供。お墓のご相談には「産経ソナエ終活センター」が親身に対応します。

ページ先頭へ