地中海上の仏原子力空母シャルル・ドゴールから発艦する戦闘機(フランス軍提供・ロイター=共同)【拡大】
一方、23日にシリア沖から過激派組織「イスラム国」に対して艦載機による空爆を行ったフランス海軍の原子力空母シャルル・ドゴールは24日も、攻撃目標設定などの作戦行動を継続した。
撃墜について、ロシア国防省は24日「ロシア機は常にシリア領空内を飛行していた」と強調し、トルコ領空は侵犯していないと主張した。トルコ軍は、領空侵犯した国籍不明機にF16機が10回警告を行ったと発表した。
トルコのテレビ局は墜落する戦闘機の様子を放映。2人のパイロットはパラシュートを使って脱出したとみられる。
シリアでは、9月末からアサド政権を支援するロシア軍が空爆を開始し、これまでにロシア機がトルコ領空を侵犯したことがある。
シャルル・ドゴールは、フリゲート艦や原子力潜水艦などとともに展開。フランス国防省によると、戦闘機ラファール18機、攻撃機シュペール・エタンダール8機、早期警戒機ホークアイ2機、ヘリコプターなどを搭載している。(共同/SANKEI EXPRESS)