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「悪女」を通じて描く「神と人間」 青山真治、とよた真帆 舞台「フェードル」 (2/3ページ)

2015.11.28 13:00

「恋に狂う女性を笑いに来て」と話す青山真治(しんじ、右)さんととよた真帆(まほ)さん=2015年11月18日、東京都新宿区(長尾みなみ撮影)

「恋に狂う女性を笑いに来て」と話す青山真治(しんじ、右)さんととよた真帆(まほ)さん=2015年11月18日、東京都新宿区(長尾みなみ撮影)【拡大】

 フェードルは神に「罰をお与えください」と祈る。その姿は日本人が宗派を問わず神棚や神社仏閣、教会などに神頼みする様子と重なると青山は言う。「神に祈らなければ『バチが当たる』という社会構造とは何か、興味を引かれた」

 とよたはフェードルが、神に近い自分の出自を特別なものとし「甘えて欲を全うするためのお願いで自分を高めようとしていない」とみる。「私は自分を奮い立たせるために祈るので、ちょっと違うかな」

 フェードルが「禁断の愛」に猛進する様子はかわいくも、おかしくすさまじい。「思い通りに生きようとするのははたから見れば迷惑。女性にある極端な部分を一つにしたような印象」。青山は「時として10代にも老女にも見える。その度に違う価値判断や動きを見せ、周囲も同化されていくのが面白い」。

 近年は舞台にも積極的に取り組む青山は「フェードル」に接した際、真っ先にとよたをイメージした。自分と違う価値観と、徹底したプラス志向を示してくれるパートナーという。

現代社会の縮図描きたい

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