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恥ずかしく心乱れる「半自伝」 「寮生-一九七一年、函館。-」著者 今野敏さん (3/4ページ)

2015.12.6 10:00

自らの青春を下敷きに初めての作風に挑んだ今野敏(こんの・びん)さん。「ある意味身を削って書いた作品」=2015年8月28日、東京都目黒区(奈須稔撮影)

自らの青春を下敷きに初めての作風に挑んだ今野敏(こんの・びん)さん。「ある意味身を削って書いた作品」=2015年8月28日、東京都目黒区(奈須稔撮影)【拡大】

  • 「寮生-一九七一年、函館。-」(今野敏著/集英社、1600円+税、提供写真)

 青春といえば恋も欠かせない。近くの女子高が実名で登場し、甘酸っぱい思い出も盛り込まれる。「当時は携帯電話なんてなかったから、女の子から電話がくると、全寮放送で呼び出されるんです。その回数が多いと『あいつモテるな』なんてね(笑)」

 強固な思い出があるからこそのリアリティーさ。けれど、それが逆にハードルとなったともいう。「実在の人物や出来事にひっぱられ過ぎてはいけない。ミステリーとして成立させなければなりませんから。その兼ね合いが非常に難しかったですが、うまく王道の青春ミステリーに仕上がったかと思います」

 時代ではなく「15歳」

 当時の名曲も織り込まれ、同時代に青春を送った人には胸キュン必至の本作。しかし、それより若い世代でも、友情や恋のもどかしさなど、青春の切なさを堪能できる。「青春小説とは普遍的なもの。どの世代でも、読めば必ず懐かしくなる。大事なのは、『時代』ではなくて、『15歳』という年齢なのだと思います」

「出し惜しみしているヤツほど、煮詰まる。出し切れば、何かが入ってくるんです」

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