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恥ずかしく心乱れる「半自伝」 「寮生-一九七一年、函館。-」著者 今野敏さん (4/4ページ)

2015.12.6 10:00

自らの青春を下敷きに初めての作風に挑んだ今野敏(こんの・びん)さん。「ある意味身を削って書いた作品」=2015年8月28日、東京都目黒区(奈須稔撮影)

自らの青春を下敷きに初めての作風に挑んだ今野敏(こんの・びん)さん。「ある意味身を削って書いた作品」=2015年8月28日、東京都目黒区(奈須稔撮影)【拡大】

  • 「寮生-一九七一年、函館。-」(今野敏著/集英社、1600円+税、提供写真)

 還暦を迎えてなお新たな挑戦を続けるのには、親戚の石ノ森章太郎から掛けられた一言が影響している。「座右の銘なんですが、『量を書かないと、質は高まらない』と。実際悔しいんですよ。そろそろ量を減らそうかな、と思ったら、(先輩作家の)北方謙三があれだけ書いてるわけだし(笑)。出し惜しみしているヤツほど、煮詰まる。出し切れば、何かが入ってくるんです」。頼まれれば何でも書きますよ、とニヤリ。疾走を続ける作家の貫禄をみせた。(塩塚夢、写真も/SANKEI EXPRESS

 ■こんの・びん 1955年、北海道三笠市出身。上智大学文学部在学中の78年に「怪物が街にやってくる」で第4回問題小説新人賞を受賞し、デビュー。2006年『隠蔽捜査』で第27回吉川英治文学新人賞、08年『果断 隠蔽捜査2』で第21回山本周五郎賞と第61回日本推理作家協会賞を受賞。13年、日本推理作家協会理事長に就任した。

「寮生-一九七一年、函館。-」(今野敏著/集英社、1600円+税)

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