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「害獣」ハクビシン親子の不思議 長塚圭史 (2/5ページ)

2015.12.14 14:30

これはわが家の猫です。ハクビシンを探しているのでは…なさそうですが、おそらく知ってはいるのでしょう=2015年10月19日(長塚圭史さん撮影)

これはわが家の猫です。ハクビシンを探しているのでは…なさそうですが、おそらく知ってはいるのでしょう=2015年10月19日(長塚圭史さん撮影)【拡大】

  • 【続・灰色の記憶覚書(メモ)】演出家の長塚圭史さん(提供写真)

 カーテンをしゃりんと開いた程度では逃げ出さない肝の座りっぷり。思い切って電気をつけてみても、相変わらず愛想良くこちらをのぞき込んだりしている。このずぶとさは素人ではない。

 そういえばこの近所で、夜になると時折電線の上を狸のような生き物が悠々と闊歩(かっぽ)しているというような話を聞いていた。つまりこの目の前の奇妙な生き物2匹が噂の、最近都心の住宅街にも現れ、一戸建て住宅などにそれなりに恐ろしい被害をもたらすこともあるという害獣ハクビシンであったのだ。

 「猫用の餌」食べていたのか

 その夜はハクビシン親子、悪びれもせずのそのそ姿を消した。考えてみれば、思い当たる節はさまざまあった。屋根上をダダと走り過ぎる音。野良猫の仕業の可能性ももちろんあるが、この辺りの愚鈍な野良猫にあのような芸当ができるとは思えない。とするとあのハクビシンがちょくちょくわが家の屋根上をうろうろしているなんてことも大いにあり得る。それに1階と2階の間の小さな屋根の上にちょこちょこと落ちている動物の糞(ふん)のようなものがあって、これもやっぱりハクビシンの落とし物という可能性が極めて高い。

害獣にわが家を襲われては大変なので…

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