表彰台で笑顔の(左から)2位のハビエル・フェルナンデス、優勝した羽生結弦(はにゅう・ゆづる)、3位の宇野昌磨(しょうま)=2015年12月12日、スペイン・カタルーニャ自治州バルセロナ(共同)【拡大】
アイスダンスは、ケイトリン・ウィーバー、アンドルー・ポジェ組(カナダ)が制した。
≪視線は五輪「どんな状況でもこの演技を」≫
羽生が泣いた。歴史を再び塗り替える得点が映し出されると、見えない重荷から解き放たれた。「自分で自分を追い込んでいた。重圧と戦った。NHK杯は『やった』と喜べたが、今回は『良かった』と安堵感があった」。なぜだか分からない。ただ、自然と涙があふれてきた。
自身の評価はまだ「“ほぼ”完璧」。ステップで得点を取りこぼしたことが悔しい。男子初の3連覇を遂げても「『絶対王者』という響きに合うスケーターだとは思っていない」と言い切った。4回転ループ挑戦の選択肢もある。自分が限界をつくらない限り、どこまでも進化は続くのだろう。
優勝から一夜明けた13日、バルセロナで取材に応じた羽生は「正直このプレッシャーの中で良くやったなと驚いている。(NHK杯と合わせた)2週間何とか切り抜けられた」と安堵感をにじませた。