総合成績首位の証、マリアローザに身を包み山岳ステージを走るアルベルト・コンタドール(スペイン、ティンコフ・サクソ)。最終日までマリアローザを守り抜き、総合優勝を挙げた=2015年5月(田中苑子さん撮影)【拡大】
バカンスシーズン真っ盛りの7月に開催されるツール・ド・フランスは、世界中から大勢の観客たちが集まり、世界最大のロードレースと称されることが多いが、それに比べると5月開催のジロ・デ・イタリアは観戦にやってくる外国人の数は少ない。しかし、シーズン最初のグランツアーであることや見どころの多い過酷な山岳ステージは、ファンから大きな注目を集め、昔から自転車競技を愛してきたイタリア人たちも母国最大のレースに熱狂する。そして子供の頃からジロ・デ・イタリアを見て育ったイタリア人選手たちは、他のどんなビッグレースよりもジロ・デ・イタリアでの勝利に価値をおくことが多い。
≪通過する街を染めるピンク いつか日本でも≫
「ジロ・デ・イタリア」の“色”はピンクだ。優勝者に「マリアローザ」と呼ばれるピンク色のジャージーが与えられるため、その色がレースのイメージカラーとなっている。同様に「ツール・ド・フランス」では黄色、「ブエルタ・ア・エスパーニャ」では赤色が優勝者へ贈られるジャージーの色であり、それがレースのカラーとして定着している。その色についての国際的なルールはなく、主催者が独自に決めている。