12月16日、浙江省桐郷市烏鎮で開幕した「第2回世界インターネット大会」で基調講演を行う中国の習近平国家主席。中国の肝煎りで昨年に続いて同じ場所で開かれたが、ネット先進国の大半が不参加という異様な国際会議だった=2015年、中国(AP)【拡大】
「国境なき記者団」が予想していた通り、大会は、ネット産業を活用し、発展させることよりも、「ネットへの規制をどう強化すればよいのか」が中心議題となった。
習主席は演説で「ネット空間は無法地帯ではなく、秩序を構築せねばならない」「各国が自主的にインターネットの発展方式や管理モデルを選択することを尊重し、他国の内政に干渉すべきではない」などと強調。自国のネット規制を正当化した。習主席はその上で、インターネット空間にも国家主権が適用される「ネット主権」という新しい言葉をも口にした。
閉幕直後から接続悪化
中国は今回の大会を通じて、中国の「優れた」インターネット技術を国内外にアピールする狙いがあった。地元浙江省は大会に合わせて、中国初のインターネット病院のサービスを開始したと発表した。病院の公式サイトに携帯電話のアプリをリリースし、全国の人々に再診を中心とするオンライン治療サービスを提供するという。医師と患者が直接顔を合わせる必要がなく、オンラインチャットだけで処方箋の交付や調剤といった診療を終えることができるのが利点だという。