世界選手権代表に選ばれた(左から)ペアのフランシス・ブドローオデ、須藤澄玲(すとう・すみれ)組、宇野昌磨(しょうま)、羽生結弦(はにゅう・ゆづる)、宮原知子(さとこ)、浅田真央(まお)、本郷理華=2015年12月28日午前、北海道札幌市南区(共同)【拡大】
男子で今季からシニア本格参戦し、初代表をつかんだ宇野昌磨(しょうま、愛知・中京大中京高)は「初出場らしく、思い切って滑りたい」と力を込めた。
2季ぶりの世界王者奪回へ、羽生はさらなる高みを見据えていた。他の世界選手権代表組が臨む来年2月の四大陸選手権(台北)出場を見合わせ、「もっと自分の演技の幅、技術力を高める期間にしたい」と、ここからの3カ月を全力で調整に費やす。
2018年平昌五輪も念頭に置き、新たな種類の4回転ジャンプ習得に意欲を見せている。すでにトーループ、サルコーは試合でも成功させ、3種類目となるループの練習を始めている。この日の会見では「3月までに練習していけたらいい」と話し、早ければ世界選手権で、より難度を高めたプログラム披露の可能性を示唆した。
今年は大みそかにNHK紅白歌合戦のゲスト審査員を務める予定で人気スケーターらしいスケジュール。小休止を経て、年明けから再び戦いに備える。(SANKEI EXPRESS)